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神栖市立神栖第三中学校
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令和6年度 学校長挨拶

 今年度より、校長となりました冨田です。よろしくお願いいたします。

 学校行事などで、生徒や保護者の皆様に向けたメッセージを掲載いたします。

令和6年度始業式式辞 令和6年4月8日

令和6年度がスタートしました。2年生・3年生の皆さん進級おめでとうございます。

1 いきなりですが、私冨田功はこんな人になりたいなと こう生きたいなと若い頃からバイブルとしている掟を紹介します。

出水兵児修養掟 山田昌巌(しょうがん)
原文の後に 現代語で訳します

士は 節義を嗜み申すべく候
人は正しいことをしないといけません。

節義の嗜みと申すものは口に偽りを言わず

正しいことととは嘘を言わないこと

身に私を構えず
自分よがりな考えを持たないこと

心素直にして作法乱れず
素直で礼儀正しく

上にへつらわず下を侮らず
目上の人にペコペコしたり目下の人を馬鹿にしたりしないこと

人の患難を見捨てず
困っている人は助け

己が約諾を違えず
約束は必ず守り

甲斐甲斐しくも頼もしく
何事も一生懸命やり

苟且にも下様の賤しき物語悪口など話の端にも出さず
人を困らせるような話や悪口など言ってはいけない

たとえ恥を知りて首はねらるるとも

自分が悪く首をはねられるようなことがあっても

己が為すまじき事をせず
弁解したりしてはいけない

その心鉄石のごとく
そのような強い心を持つこと

又 温和慈愛にしてものの哀れを知り人に情けあるをもって
小さいことでコセコセしない広い心で、相手の心の痛みがわかる優しい心を持っているのが

節義の嗜みと申すものなり
立派な人間といえるのです
優しさと強さは比例する 自分には厳しく 他人には優しく 
人を馬鹿にしたいなあとか 自慢したいな いじめにつながることを考えたときは 自分は未熟だなあと思ってグランドでダッシュし、腕立て伏せをしましょう。

2 これまでのこと悪い記憶や人間関係 「上手にリセット」
  これまでに友達とこじれた事がある人は そのことを新しい学年になって ひきずらないでほしい  小学生の頃けんかをすると『ごめんね いいよ』で仲直りした経験がありませんか 失敗は誰でもする 間違ったら 誠意を込めて謝罪する
  いやな思いを引きずらず 常に清らかな気持ちで生活できるようにしましょう

3 1年生が入学してきます。皆さんは先輩という立場になりますが、先輩という立場は何でしょう。人は自分の立場を考えて、行動しなければなりません。立場を利用して悪いことをしてはなりません。例えば、教師が立場を利用して暴力を振るえば体罰となり親が暴力を振るえば虐待となります。みなさんは、先輩という立場で後輩にどのように接するのか考えてください。これは、私が皆さんに与える課題です。普段の様子をよく見ていますから、態度で課題に対する答えを見せてください。
ヒントとなる言葉を贈ります。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」稲は生長するとお辞儀するような形になりますね。人間も成長するほどに慎ましく礼儀正しくなりたいものですね。

 最後になりますが、私は神栖三中が楽しい学校になったらいいなと思っています。生徒同士、生徒と先生がいつも笑顔で接している。笑い声が絶えず、学習でも部活動でもみんなが助け合い、『学び合いあい 高め合う』そんな学校を一緒に作っていきましょう。力を貸してください。 

 

 令和六年度 入学式 式 辞 令和6年4月8日 

春、すべての生命の息吹が感じられる季節を迎えました。本日、神栖市教育委員会教育部長新井崇人(あらい たかひと)様 をはじめ ご来賓の皆様のご臨席を賜り、このように令和六年度 入学式を挙行できますことを、心より嬉しく思い、深く感謝申し上げます。

 百三十一名の新入生のみなさん、歴史と伝統ある、神栖第三中学校へのご入学、おめでとうございます。心より歓迎いたします。今日からは、全員が、神栖三中の生徒であるという自覚を持ち、心を一つに団結し、楽しく充実した、中学校生活を送ってほしいと思います。

 そこで、これからの中学校生活を送る上で、皆さんに三つの事をお話しします。
 一つ目は、「自律」です。「自律」とは自らを律すると書きます。他からの支配や制約を受けずに、自分自身で立てた規範・ルールに従って行動するということです。中学入学と同時に義務教育終了までの3年間のカウントダウンが始まります。中学卒業までに自分で考え、自分の心をコントロールできるようになりましょう。

 二つ目は、「謙虚」です。どんなに能力が高く優秀でも、慎ましく控えめな態度は、人から好感を持たれます。また、人の話を素直に聞こうとする姿勢を持つことは、自らを成長させるために大切なことです。素直で謙虚な人は、必ず伸びます。心にとめておいてください。
 
 三つ目は、「和」です。昔から日本人は「和をもって貴しとなす。」という考えを大切にしてきました。この考え方は、今の時代でも必要です。予測困難で変化の激しい時代を乗り越えていくためには、自分以外の人と協力してより良い考えやものを作っていく必要があります。皆さんには、普段の学習を通して、友達と仲良く「学び合う」姿勢を身につけてほしいと思います。

 神栖三中は、みんなでよりよい学校生活を作っていこうと、一生懸命努力できる学校です。困難なことも、みんなで力を合わせて乗り越えていける学校です。困ったときには、勇気を出して相談してください。頼もしい先輩、先生がいます。決して一人ではありません。力を合わせて、誇れる母校 神栖三中を、さらに前進させていきましょう。

 結びになりましたが、保護者の皆様、本日は、お子様のご入学、誠におめでとうございます。本日より、大切な、かけがえのないお子様を、お預かりいたします。本校全教職員で、力を合わせ、心を込めて、お子様の健全育成に、取り組んでまいる所存でございます。
 中学校は、生徒が「子どもから大人へと成長を遂げる学校」です。私たち教職員は、生徒一人一人が自分の夢や目標を達成できるように、学び続けようとする態度を養わせること。また、社会に出ても通用する礼儀や所作・人間性を身に付けさせることに尽力します。これらのことは、申し上げるまでもなく、その教育効果を上げるためには、家庭と学校との連携・協力が欠かせません。子どもたちを取り巻く社会の状況が刻々と変わっていく現在、今まで以上のご協力をお願いすることもあるかと思いますが、みなさまの深いご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げまして、入学式の式辞といたします。 
令和六年四月八日
神栖市立神栖第三中学校長 冨田 功

 

PTA総会挨拶 4月26日(金) 

 今年度より、本校の校長となりました冨田です。よろしくお願いいたします。
 保護者の皆様には、本校の学校運営にご理解とご協力をいただき また、本日はお忙しい中、授業訪問・学級懇談会、PTA活動等にご参加いただきありがとうございます。
 さて、私は鉾田市旧旭村から45kの道のりを通勤しております。神栖市に入ると田園風景から、景色が一変し高い煙突や大きな風車が立ち並ぶ工業地帯、になり、学校近くになると碁盤の目にのように整備された道路に神栖市の勢いを感じます。先日の新聞記事では、出生率は県内第1位、30年以内に消滅するであろう市には、鹿行地区では神栖市と鹿嶋市だけが選ばれていませんでした。街の勢いが子どもたちにも良い影響を与えていると思います。赴任間もない私に笑顔で話しかけてくれる子も多く感謝しています。
 さて、神栖市は今年度よりコミュニティスクールを導入します。学校と地域がこれまで以上に連携し、子どもたちの健全育成に互いに協力していこうとするものです。保護者の皆様や地域のみ方々の意見を学校運営に生かして参りますので、これまで以上の支援をいただくことになると思いますが全国的な取り組みですので何卒よろしくお願いいたします。
 また、これも全国的な取り組みですが、部活動が9月より土日や祝日の部活動を地域移行して参ります。本校ではすでに、部活動指導員として登録されている方がおりますが、全部活動の地域クラブへの移行には指導者が不足しております。神栖市では現在、部活度を支える 指導者の個人や団体の募集が始まったところです。保護者の皆様にもご協力いただける方がいれば市への申請をよろしくお願いいたします。
 最後になりますが 本校では昨年度から『正服改定プロジェクト』が生徒会を中心に進んでおります。これも全国的に進んでいる取り組みです。近隣の学校では、神栖第2中学校が今年度より制服の改定を行いました。本校でも、生徒の多様性を重視すべく、生徒及び保護者の皆様の声を聞きながら制服改定を進めて参りたいと考えております。少数派であっても性的マイノリティを抱える子どもたちが、安心して通える学校に自信を持って社会に出て行けるようにして参りたいと思いますので、何卒ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。
 私、学校の広報担当として、ホームページを通して、子どもたちの学校の様子を日々発信して参りますので、興味を持っていただけると幸いです。
以上をもちまして、校長のあいさつとさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。

 

地域広報誌『東町だより』への寄稿

地域と共にある学校を目指して
          神栖市立神栖第三中学校         校長 冨田功 
 地域の皆様には、日頃より本校の教育活動にご理解とご協力を賜り感謝申しあげます。 
 今年度の入学式は、五年ぶりに在校生も参加しました。地域の議員さんや区長さんにも参列していただき、131名の新入生を温かく迎え入れることができました。
 今、学校は転換期を迎えております。神栖市は今年度より『コミュニティースクール(学校運営協議会制度)』の導入が始まりました。コミュニティスクールは、学校と地域住民が力を合わせて学校運営に取り組むことが可能となる『地域とともにある学校』への転換を図る有効な仕組みとされています。これまで以上に地域の方々の声を学校運営に生かし、地域と学校が一体となって子供たちの健全な育成を目指して参ります。
 また、比較的高台にある本校が非常災害時には避難所となることを考えると大津波を想定した地域と合同で行う防災訓練なども実施していく必要性を感じています。
 さらに神栖市では、国の方針に則り、土・日曜日や祭日の部活動を九月より地域クラブに移行します。地域の方々の協力なくてはこの事業を進めていくことはできません。
 このように、『令和の日本型学校教育』が目指す、誰一人取り残すことのない持続可能な社会の作り手の育成に向けては、学校だけではなく、様々な関係機関との連携や保護者・地域の皆様の協力を仰いでいかなければなりません。
今後も学校の教育活動へのご理解と・ご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

 

令和6年度第1学期終業式 式辞

 本日をもって1学期の授業日が終わりますが、来週から、吹奏楽部のコンクールや総合体育大会の県大会、プレゼンテーション・フォーラムの地区大会があり、夏休みと言っても生徒の皆さんには大舞台を控えている人がたくさんいますね。また、神盛祭に向けた実行委員会や駅伝・新人戦に向けた練習などそれぞれ努力の日々が続きますね。私たち職員も全力で皆さんをサポートしていきますので充実した夏休みにしてください。
 さて、4月に皆さんと出会ってから、私は、毎日学校に来るのが楽しみでした。それは、みなさんが笑顔で挨拶をしてくれたからです。コミュケーションの始まりは挨拶ですよね。初対面の人に笑顔で挨拶できることは、今後の人生においても大きな武器となりますのでさらに磨きをかけてください。
 また、1学期には、皆さんの活躍も多く見せてもらいました。特に感動したのが体育祭です。3団とも団長を中心に心が一つにまとまっていました。素晴らしい体育祭でした。3年生の活躍には、目を見張ることが多かったです。生徒会の自治的な活動による学校生活改善の取り組みや部活動でのリーダーシップなども素晴らしかったです。始業式に話した、私からのお願いを身をもって体現してくれたことに感謝します。入学して不安な学校生活をスタートさせた1年生が部活動において、先輩たちに可愛がられ充実した学校生活を送れました。本当にありがとう。
 2年生は、後輩ができその接し方に悩んだ人もいたでしょう。夏休み中には、すべての部活動が代替わりを果たしますね。顧問の先生と部活動の方針や練習内容など、よく話し合って生徒が主体となる部活動にしていってください。やらされる練習から自分たちから取り組む部活動にしてください。責任の重さがこれまで以上になることと思いますが、意識を高めて取り組んでください。
 1年生は不安なスタートから、友達を増やし仲を深め、入学当初、静かだった教室がだんだん賑やかになりましたね。はしゃぎすぎて注意されたこともあったと思いますが、けじめを付けた中学生らしい生活ができるようになってきました。入学式で中学校は子供が大人になるところです。と話しました。これからも自立した中学生となれるよう自分のことを見つめながら生活してください。
 最後に、夏休みには学習に没頭して欲しいと思います。もちろん友達と遊ぶことも夏休みの楽しみの一つですね。それでも学習の時間をしっかり確保し、自分の夢が叶えられように努力しましょう。私の願いは、数十年後に神栖三中からノーベル賞の受賞者が出ることです。学問は自分のためだけでなく、自分の身近な人はては世界中の人々を幸せにできます。課題に追われる日々に終始せず、自らの長所を伸ばし苦手を克服しようと学習に取り組み、一回り二回り成長した姿で2学期を迎えられるようにしましょう。

 

第2学期終業式 式辞

 2学期は夏の暑さが残ったままにスタートしました。3年生は真夏のような京都に修学旅行に行ってきました。多くの忘れられない思い出ができました。1・2年生は、9月末から10月初めに県東地区新人戦があり、団体で2つ、個人で3つの部活動が県大会に出場しました。神栖クラブジュニアユースも県大会に出場しました。その後も練習を重ね、新人戦で涙をのんだ、バスケットボール部やサッカー部も大会で入賞できるようになってきました。来年の総体に向けてあきらめずに努力を続けていることに期待を感じます。神盛祭は、ステージ発表に向けて、各クラスが級友との協働を通して絆を深め、素敵な思い出となりました。

 明日からは、冬休み。3年生にとっては、受験勉強に集中する2週間です。100マス作文には、多くの生徒が今年だけは、クリスマスも正月もなく勉強に集中することを誓っていました。1・2年生も勉強と部活動の両立に励もうとする意欲が感じられます。自分の将来のために悔いなく努力しようとする姿勢に頼もしさを感じています。

 もうすぐ令和7年 2025年がスタートします。 日本では昔から、『一年の計は元旦にあり』と言われています。戦国時代に一代で六国を支配した武将 毛利元就は、息子への手紙に『一年の計は春にあり 一月の計は朔(ついたち)にあり 一日の計は鶏鳴にあり』と書いて送りました。これは、「物事は始めが肝心、しっかりと計画を立てて着実に事をなしていきなさい。」と言う父の教えですね。毛利家は、関ヶ原の戦いで西軍の総大将でしたが仲間の裏切りもあり戦うことなく敗れました。敗れてから260年間、毎年元旦に徳川幕府打倒の会議を開いていたとも言われています。その結果、徳川幕府を倒す中心的な役割を果たしたのが毛利家が藩主の長州藩だったわけです。元旦は元日の朝のことを言います。お正月だからといって、だらけた生活をするのではなく先人に習い、しっかり1年の目標立ててください。また、令和7年は、巳年です。蛇は皮を脱ぎ捨て新しい姿となることから、新しい挑戦に前向きになる姿勢と示す年とも言われています。ぜひ、過去の自分の悪いところは脱ぎ捨てて、新しい自分を見つける年にして欲しいと思います。以上、第2学期の式辞とします。良いお年を、メリークリスマス。

令和6年度 第三学期始業式 式辞

 新年明けましておめでとうございます。
 冬休み中、大きな事件・事故も無く、元気な姿の皆さんに再会できたこと大変嬉しく思います。
 さて、2025年がスタートして1週間が過ぎましたが、今年の目標は立てられたでしょうか?
 何事にもあきらめず、困難にも仲間と協力して立ち向かい、明るく乗り越えていこうとするところが皆さんの良いところです。今年も皆さんが自分の良さを十分発揮できるよう、我々職員も全力で支援していきます。互いに協力し合い、成長していきましょう。
 今日は、新年スタートということで、挨拶についてお話したいと思います。
 挨拶とは、広辞苑で調べてみると、最初に出てくるのが、禅問答で相手の悟りを善し悪しを試みるとなっています。つまり、挨拶はその人の評価となると考えられます。
 挨拶は人に会ったときに取り交わす言葉や動作と考えるのが一般的ですが、挨拶の本質は「相手を思い気遣うこと」です。
 たとえば「おはようございます」なら、「今日も私は元気ですよ、皆さんいかがですか」や「今日もあなたと会えて嬉しいですよ、元気で頑張りましょうね」の思いが込められるべきです。「お疲れ様でした」だったら、「早めに帰りますけど皆さんも早く帰ってくださいね」とか「皆さんのおかげで一日無事に終わりました。明日もよろしくお願いします」というような気持ちを込めて行うことで、挨拶の質が変わってきます。
 義務教育を終える前にきちんと覚えて欲しいことは、挨拶をするときはしっかりと相手の目を見て、体を相手に向けて行うということです。挨拶されたときも同様にして返します。社会に出ると挨拶一つで出世することもあり、またその逆もアリです。きちんとした挨拶は大きな武器でありコミュニケーション能力を計る目安となります。中学校を卒業するまでに、きちんと身に付けて欲しいと思います。
 昔、明治時代の京都に『武道専門学校』が開校されたとき、当時の京都府知事から「道のために来たれ」と主任教授として呼ばれたのが茨城県水戸市出身の内藤高治先生です。時に激しい稽古で死者も出るほどの学校だったということです。その武専の学生が、内藤先生を京都の町中で見かけると遠くからでも「こんにちわー」と大きな声であいさつをしたそうですが、それに内藤先生は丁寧なお辞儀を返すので、武専の学生はお辞儀して頭を上げると内藤先生の頭が下がったままなので慌ててもうお一度お辞儀をしたそうで、京都の町の人たちは「さすが内藤先生だ、武専の学生さんは二度お辞儀をする」といったそうです。実るほど頭を垂れる稲穂かなという言葉もありますが、ある程度年を取ったから挨拶などいい加減で良いと考えず、成長するにつれ、挨拶に心を込めて相手を思いやってやっていきたいものですね。
以上 式辞といたします。